「イタオペ」関連目次へ

NHKイタリア歌劇団
公演記録 

1959年
 
第2次
1961年
 
第3次
1963年
 
第4次
1967年
 
第5次
1971年
 
第6次
1973年
 
第7次
1976年
 
第8次

 

1956年第1次イタリア歌劇団公演

ヴェルディ「アイーダ」
9月29日(土)、30日(日)、東京宝塚劇場
10月23日(火)、24日(水)、大阪、宝塚大劇場

アイーダ アントニエッ夕・ステッラ、ルチアーナ・ベルトッリ
アムネリス ジュリエッ夕・シミオナート、ミリアン・ピラッツィーニ
ラダメス ウンベルト・ボルソ、サルヴァトーレ・プーマ
アモナスロ ジャンジャコモ・グエルフィ
ランフィス カルロ・カーヴァ
エジプト国王 アントニオ・カッシネッリ
使者 マリオ・カルリン
尼僧の長 川内澄江
指揮 ヴィットリオ・グイ、ニーノ・ヴェルキ

○指揮者グイと口論したステッラが初日を歌っただけで帰ってしまい、残りはベルトッリが歌った。
  これはイタオペの歴史を語る時必ず出て来る有名な話です。が、ステッラはそれ以前から
  マネージャーと揉めていたという話もあり、こちらがより真相に近そうです。
  プログラムによるともともとダブルキャストの予定で、ベルトッリが急遽、というわけではないようです。
  尚、私の手元にある後年の公演記録では、「大阪公演、宝塚大劇場」となっていますので、
  関西の方が見たらおかしいかもしれませんが、大阪、宝塚大劇場としておきます。

 

モーツァルト「フィガロの結婚」
10月3日(水)、6日(土)、13日(土)、17日(水)、東京、産経ホール
10月27日(土)、大阪、宝塚大劇場

アルマヴィーヴァ伯爵 アントニオ・カッシネッリ
スザンナ アルダ・ノニ
フィガロ ジュゼッペ・夕ディ
伯爵夫人 オリエッタ・モスクッチ
ケルビーノ ジュリエッタ・シミオナート、ミリアン・ピラッツィーニ
バルトロ カルロ・カーヴァ
バジーリオ マリオ・カルリン
アントニオ アントニオ・ボイエル
ドン・クルツィオ グラウコ・スカルリーニ
バルバリーナ 伊藤 京子
指揮 ヴィットリオ・グイ

 

プッチーニ「トスカ」
10月5日(金)、7日(日)、10日(水)、12日(金)、東京、産経ホール

トスカ ルチアーナ・ベルトッリ
カヴァラドッシ ウンベルト・ボルソ、サルヴァトーレ・プーマ
スカルピア ジャンジャコモ・グエルフィ、ジュゼッペ・夕ディ
アンジェロッティ カルロ・カーヴァ
教会の番人 アントニオ・ボイエル
スポレッタ グラウコ・スカルリーニ
シャルローネ 大橋 国一
羊飼いの少年 栗本 尊子
指揮 ニーノ・ヴェルキ

プログラムでは、アイーダと同じくステッラとベルトッリのダブルキャストの予定だった。

 

ヴェルディ「ファルスタッフ」
10月9日(火)、11日(木)、15日(月)、東京、産経ホール
10月25日(木)、26日(金)、大阪、宝塚大劇場

ファルスタッフ ジュゼッペ・タディ
アリーチェ オリエッタ・モスクッチ
フォード アントニオ・ボイエル
クイックリー夫人 ミリアン・ピラッツィーニ
ナンネッタ アルダ・ノニ
ページ夫人 リナ・コルシ
フェントン ホアン・オンシーナ
カイウス グラウコ・スカルリーニ
バルドルフォ マリオ・カルリン
ピストーラ アントニオ・カッシネッリ
指揮 ヴィットリオ・グイ

26日はプログラムでは「トスカ」の予定でしたが、23、24日に「アイーダ」を続けて歌ったベルトッリが
突然声が出なくなり、急遽二日続きの「ファルスタッフ」の公演を行った、とのことです。
(どくたーTさんから情報提供いただきました)

 

入場料金設定 : 2,800、2,000、1,500、1,000、800

 

ヴェルディ「レクイエム」
10月19日(金)、20日(土)、日比谷公会堂

指揮 ヴィットリオ・グイ
ソプラノ オリエッタ・モスクッチ
メゾソプラノ ミリアン・ピラッツィーニ
テノール ホワン・オンシーナ
パス カルロ・カーヴァ

 

原爆被災者救済慈善演奏会
10月18日(木)、東京体育館
10月28日(日)、神戸国際会館

10月28日のプログラム

モーツァルト 「フィガロの結婚」 序曲  
モーツァルト 「ドン・ジョヴァンニ」より 我が恋人にために
薬屋の歌
カタログの歌
ホワン・オンシーナ
アルダ・ノニ
ジュゼッペ・タディ
ロッシーニ 「セヴィリアの理髪師」より 陰口はそよ風のように
今の歌声は
カルロ・カーヴァ
ジュリエッタ・シミオナート
ヴェルディ 「椿姫」 第三幕の前奏曲  
プッチーニ 「トゥーランドット」より 誰も寝てはならぬ ウンベルト・ボルソ
プッチーニ 「蝶々夫人」より ある晴れた日に オリエッタ・モスクッチ
ビゼー 「カルメン」より 花の歌 サルヴァトーレ・プーマ
ヴェルディ 「トロヴァトーレ」より 炎は燃えて ミリアン・ピラッツィーニ
プッチーニ 「ボエーム」より 古い外套よ アントニオ・カッシネッリ
ヴェルディ 「リゴレット」より 第3幕の四重唱 ノニ、プーマ、
ピラッツィーニ、タディ

どくたーTさんから情報提供いただきました。


1959年第2次イタリア歌劇団公演

ヴェルディ「オテロ」  写真館へ
2月4日(水)、7日(土)、10日(火)、13日(金)、東京宝塚劇場
3月2日(月)、大阪フェスティバルホール

オテロ マリオ・デル・モナコ
デズデモナ ガブリエラ・トゥッチ
イヤーゴ ティト・ゴッピ、アルド・プロッティ
エミリア アンナ・ディ・スタジオ
カッシオ マリアーノ・カルーソー
ロデリーゴ ガブリエレ・デ・ユリス
ロドヴィーコ プリニオ・クラバッシ
モンターノ 岡村 喬生
指揮 アルベルト・エレーデ

 

プッチーニ「ボエーム」
2月5日(木)、9日(月)、15日(日)、22日(日)、東京宝塚劇場
3月3日(火)、大阪フェスティバルホール

ロドルフォ ジャンニ・ヤイヤ、フェルッチョ・タリアヴィーニ
ミミ アンジェラ・ヴェルチェッリ
ムゼッタ アルダ・ノニ
マルチェロ シピオ・コロンボ
ショナール アルトゥーロ・ラ・ポルタ
コリーネ プリニオ・クラバッシ
ブノア、アルチンドロ ジョルジョ・オネスティ
指揮 ニーノ・ヴェルキ

 

ドニゼッティ「愛の妙薬」  写真館へ
2月8日(日)、11日(水)、14日(土)、東京宝塚劇場
3月6日(金)、大阪フェスティバルホール

ネモリーノ フェルッチョ・タリアヴィーニ
アディーナ アルダ・ノニ
ドゥルカマーラ パオロ・モンタルソロ
ベルコーレ アルトゥーロ・ラ・ポルタ
ジャンネッタ サンタ・キッサーリ
指揮 アルベルト・エレーデ

 

ヴェルディ「椿姫」
2月17日(火)、20日(金)、23日(月)、26日(木)、東京宝塚劇場
3月7日(土)、大阪フェスティバルホール

ヴィオレッタ ガブリエラ・トゥッチ
アルフレード ジャンニ・ヤイヤ
ジェルモン アルド・プロッティ、シピオ・コロンボ
フローラ アンナ・ディ・スタジオ
アンニーナ サンタ・キッサーリ
ガストーネ子爵 マリアーノ・カルーソー
ドゥフォール男爵 アルトゥール・ラ・ポルタ
ドビニー侯爵 パオロ・モンタルソロ
グランヴィル ジョルジョ・オネスティ
指揮 アルベルト・エレーデ

 

ビゼー「カルメン」(イ夕リア語)
2月19日(木)、21日(土)、24日(火)、27日(金)、東京宝塚劇場
3月5日(木)、大阪フェスティバルホール

カルメン ジュリエッ夕・シミオナート
ドン・ホセ マリオ・デル・モナコ
ミカエラ ガブリエラ・トゥッチ、リナ・ジーリ、アンジェラ・ヴェルチェッリ
エスカミーリョ シピオ・コロンボ、アルド・プロッティ
フラスキータ サンタ・キッサーリ
メルセデス アンナ・ディ・スタジオ
スニガ パオロ・モンタルソロ
ダンカイロ アルトゥーロ・ラ・ポルタ
レメンダード マリアーノ・カルーソー
モラレス ガブリエレ・デ・ユリス
指揮 アルベルト・エレーデ

○当初予定になかったトゥッチが初日のミカエラ役を歌った経緯はこちら

 

入場料金設定 : 2,500、2,000、1,500、1,200、800

 

特別演奏会
2月25日(水)、東京宝塚劇場 → FM20世紀の名演奏で放送された曲目
3月4日(水)、大阪フェスティバルホール

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1961年第3次イタリア歌劇団公演

ジョルダーノ「アンドレア・シェニエ」  日本初演
9月28日(木)、10月1日(日)、5日(木)、東京文化会館
10月28日(土)、大阪フェスティバルホール

シェニエ マリオ・デル・モナコ
マッダレーナ レナータ・テパルディ
ジェラール ジャンジャコモ・グェルフィ、アルド・プロッティ
コアニー伯爵夫人、マデロン アマリア・ピーニ
ベルシ アンナ・ディ・スタジオ
ルーシェ、デュマ、家令 シルヴァーノ・パリューカ
密偵 アントニオ・ピリーノ
プレヴィル、マテュー アルトゥーロ・ラ・ポルタ
フーキエ・タンヴィル、シュミット ジョルジョ・オネスティ
指揮 フランコ・カプアーナ

 

ヴェルディ「リゴレット」  写真館へ
9月30日(土)、10月3日(火)、7日(土)、東京文化会館
10月29日(日)、大阪フェスティバルホール

リゴレット アルド・プロッティ、アッティリオ・ドラーツィ
ジルダ ガブリエラ・トゥッチ
マントヴァ ジャンニ・ポッジ
モンテローネ シルヴァーノ・パリューカ
スパラフチレ パオロ・ワシントン
マッダレーナ アマリア・ピーニ
ジョヴァンナ アンナ・ディ・スタジオ
マルロ アルトゥーロ・ラ・ポルタ
ボルサ アトス・チェザリーニ
チェプラーノ ジョルジョ・オネスティ
衛兵 坂本 博士
侯爵夫人の小姓 松内 和子
指揮 アルトゥーロ・バジーレ
演出 カルロ・ピッチナート

 

プッチーニ「トスカ」   写真館へ
10月11日(水)、14日(木)、22日(日)、東京文化会館
10月30日(月)、大阪フェスティバルホール

トスカ レナー夕・テパルディ
カヴァラドッシ ジャンニ・ポッジ
スカルピア ジャンジャコモ・グエルフィ、アルド・プロッティ
アンジェロッティ シルヴァーノ・パリューカ
教会の番人 ジョルジョ・オネスティ
スポレッタ アントニオ・ピリーノ
シャルローネ、看守 アルトゥーロ・ラ・ポルタ
羊飼いの少年 栗本 尊子
指揮 アルトゥーロ・バジーレ

 

ヴェルディ「アイーダ」
10月13日(金)、16日(月)、18日(水)、東京文化会館
11月2日(木)、大阪フェスティバルホール

アイーダ ガプリエラ・トゥッチ
アムネリス ジュリエッタ・シミオナート
ラダメス マリオ・デル・モナコ、アンジェロ・ロ・フォレーゼ
アモナスロ アルド・プロッティ、ジャンジャコモ・グェルフィ
ランフィス パオロ・ワシントン
エジプト国王 シルヴァーノ・パリューカ
使者 アトス・チェザリーニ
尼僧の長 川内 澄江
バレエソロ 貝谷 八百子
指揮 フランコ・カプアーナ
演出 カルロ・ピッチナート

 

マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」、レオンカヴァッロ「パリアッチ」 写真館へ
10月21日(土)、23日(月)、25日(水)、東京文化会館
10月31日(火)、大阪フェスティバルホール

サントゥッツァ ジュリエッタ・シミオナート
トゥリッドゥ アンジェロ・ロ・フォレーゼ
アルフィオ アッティリオ・ドラーツィ
ローラ アンナ・ディ・スタジオ
ルチア アマリア・ピーニ
カニオ マリオ・デル・モナコ
ネッダ ガブリエラ・トゥッチ
トニオ アルド・プロッティ
シルヴィオ アッティリオ・ドラーツィ
ペッペ アントニオ・ピリーノ
指揮 ジッゼッペ・モレッリ

 

入場料金設定 : 2,800、2,000、1,500、1,200、800

 

特別演奏会
10月24日(火)、東京文化会館 → FM20世紀の名演奏で放送された曲目
11月1日(水)、大阪フェスティバルホール

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1963年第4次イタリア歌劇団公演

ヴェルディ「トロヴァトーレ」
10月16日(水)、21日(月)、24日(木)、27日(日)、東京文化会館
11月15日(金)、大阪フェスティバルホール

ルーナ伯爵 エットレ・バスティアニーニ、アルド・プロッティ
レオノーラ アントニエッタ・ステッラ、クラウディア・バラーダ
アズチェーナ ジュリエッタ・シミオナート、ルチア・ダニエリ
マンリーコ ガストーネ・リマリッリ、アントニオ・アンナローロ
フェランド ブルーノ・マランゴーニ
イネス アンナ・ディ・スタジオ
ルイス マリオ・グッジャ
指揮 オリヴィエロ・デ・ファブリティース

○マンリーコには当初デル・モナコが予定され、プログラムにも記載されていたが、
  直前に 病気のためキャンセルし、リマリッリが替わって歌った。→ NHKの挨拶文他

 

プッチーニ「蝶々夫人」  写真館へ
10月18日(金)、22日(火)、25日(金)、29日(火)、11月3日(日)、東京文化会館
11月19日(火)、21日(木)、大阪フェスティバルホール 

バタフライ ミエッタ・シーゲレ
ピンカートン アンジェロ・モーリ
シャープレス アッティリオ・ドラーツィ
スズキ アンナ・ディ・スタジオ
ゴロー マリオ・グッジャ
僧侶 マリオ・リナウド
ケート 栗本 尊子
神官 ジョルジョ・オネスティ
ヤマドリ アルトゥーロ・ラ・ポルタ
指揮 ニーノ・ヴェルキ
演出 青山 圭男

 

ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」  写真館へ
10月23日(水)、28日(月)、11月1日(金)、6日(水)、9日(土)、東京文化会館
11月17日(日)、20日(水)、大阪フェスティバルホール

フィガロ アルド・プロッティ
ロジーナ ジュリエッタ・シミオナート
アルマビーヴァ ロレンツォ・サバトゥッチ
バルトロ アルトゥーロ・ラ・ポルタ
バジーリオ ニコラ・ロッシ・レメーニ
ベルタ アンナ・ディ・スタジオ
フィオレロ ジョルジョ・オネスティ
指揮 ニーノ・ヴェルキ

 

プッチーニ「西部の娘」  日本初演
11月2日(土)、5日(火)、8日(金)、11日(月)、東京文化会館
11月18日(月)、大阪フェスティバルホール

ミニー アントニエッタ・ステッラ
ジョンソン ガストーネ・リマリッリ、アントニオ・アンナローロ
ランス アンセルモ・コルツァーニ
ニック マリオ・グッジャ
アシュビー、ジェイク・ウォーレス ブルーノ・マランゴーニ
ソノーラ アルトゥーロ・ラ・ポルタ
トリン アントニオ・サーバ
シッド、ビリージャック・ラビット、ホセ・カストロ ジョルジョ・オネスティ
ベッロ マルコ・スコッティ
ハリー アウグスト・ペドローニ
ジョー アントニオ・ピリーノ、アトス・チェザリーニ
ハピー パオロ・マッツォッタ
ラーケンズ マリオ・リナウド
ヴォークル アンナ・ディ・スタジオ
郵便屋 中村 健
指揮 オリヴィエロ・デ・ファブリティース

プログラムに添付された追加出演者紹介には、リマリッリの他にジョー役のピリーノも載っており、
脇役テノールはグッジャ、チェザリーニと揃っていたのに何故必要だったのか?、イタオペの謎の
一つと言えるでしょう。

 

入場料金設定 : 4,000、3,500、2,800、2,000、1,200、学生席500

 

特別演奏会
11月4日(月)、東京文化会館 → FM20世紀の名演奏で放送された曲目
11月16日(土)、京都会館

 

(さすらい人さん、Bowlesさんから資料提供いただきました)

 

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