平成二十五年十一月十日(日)
前項の続き。
田口一行は仙台市に一泊して翌日は萬画館訪問。それにも付き合う事にする。
水沢発上り七時六分、小牛田からは九時二十七分のマンガッタンライナー、車両の色は黄と緑。十時七分石巻着。天気はあまりよくない。
マルシェに多くの団体客らしき人々が見える。また、内海橋の辺りにも警察官が立っているが何の警戒だったのかは知らない。
何組もの団体客が押し寄せている。
十時半頃には萬画館に入る。一階受付に尋ねると田口一行は未到着で、表の警戒も知らないと言う。暫く一階にいると田口、早川委員長一行到着。また、前日の一般参加者のうち、筆者の他にも四人が来館。割合で言えば丁度半分が二日間共参加ではある。
木村部長が出迎え、まず震災についての写真を一行に見せて説明。彼の案内で一階から順に館内を見て回る。一般参加者も付いていく。
外に出てからくり時計を見る。白竜の上に原作版Blackが乗っている。
また入館する。風で川面がだいぶ波立っている。交流コーナーの1号ライダーベンチに田口や希望者が座って記念撮影。
シアターで「シージェッター海斗特別編」鑑賞。ヒメラニアンの声優にゴルゴム二人。田口は感激の様子。
二階の企画では、村枝作品展示を見て皆が口々にかっこいいと言う。前回筆者が指摘したパネルの誤りは修正済み。また、三大ヒーローコラボショーの様子の写真が追加されている。
常設入り口の名場面集映像で「BLACK」になるとやはり一同盛り上がる。光太郎変身場面として使われている#37は克美さん恐怖の大活躍の回。#35の復活場面のシャドームーンと克美さん「再会」。テレ朝ライダーについては田﨑監督作品が多く使われている。
ゲームコーナーに田口挑戦、高得点獲得。誕生、創世女王。
そして歴代ライダーマスク展示とオープニング上映。「BLACK」オープニングの「アクション監督 金田治」を見て「うちの社長」。話は尽きない。
三階のライブラリーで原作萬画「Black」を開いてみる。#1、地下水道の光太郎は全裸のまま。
十三時頃か、皆で一階に降りる。田口一行と木村部長は館長室へ。筆者や他の参加者は墨汁一滴や交流コーナーで過ごす。
十四時少し前くらいに館長室から一行が出て来る。外に出て、館前で田口と筆者で記念撮影。筆者の別れの挨拶は「さよなら、みんな、楽しい思い出」。
マルシェも八幡家も立ち寄らずに駅へ向かい、十四時十二分のマンガッタンライナー、黄と緑に乗る。途中、涌谷駅ですれ違った車両が何と漫画車両と普通の車両の混合編成、初めて見る。
水沢着は十六時五十一分。
この日はいささかはしゃぎ過ぎたかと反省している。今まで映画祭等で芸能人に物理的に接近した事は何度かあるが、このように親しく行動を共にしたのは田口とが初めてである。
とにもかくにも田口と過ごした夢の二日間。筆者の如き初対面の田舎の素人にも親切に接してくれた。遠路来てくれた田口一行、実現に尽力した実行委員会の面々、そして他の参加者の方々に衷心より感謝の意を表する。
是非また田口には宮城県に来て欲しい。