「石森萬画館」第七十八回訪問記

平成二十五年五月二十五日(土)

 七時六分水沢駅発。途中の小牛田駅には緑と黄のマンガッタンライナーが停車している。これで早くも二種類の編成共に乗車達成。
 十時七分石巻駅着。好天の下、いつもの道を歩く。
 石巻ニューゼに立ち寄る。江戸時代に海で遭難し、乗組員の一部は結果として世界一周を果たした若宮丸についての企画展開催中。武内館長(演・柄本明)と会話をする。
 中瀬に入る。館の向かいの駐車場での十一時からのシージェッター海斗ショーはからくり時計が済んでから。シャークアビシス登場編。恒例の戦闘員養成で五人も舞台に上げてしまったのは異例である、大抵は三人だ。
 一度中瀬を出る。前の晩の電話照会で八幡家は満席、利用不可。アイトピア近くの中華料理店・雲雀ひばりに行く。SEI氏が顔なじみだと言う。炒飯とラーメンのセット七百五十円を喰う。
 再び入館。三階の廊下で受付を済ませて研修室に入り、十三時からの早瀬マサトと韮沢靖の対談に臨むが、肝心な出演者達の到着が遅れる。早瀬は石森プロの漫画家・デザイナー・小説家。韮沢は会社勤務経験の無い造形師・クリーチゃーデザイナー、イラストレーター。共に海斗に関わっている。
 十分ほど遅れて始まる。司会は徳間書店ハイパーホビー編集部・今秀生。
 参加は事前申込制で立ち見不可、密室での対談。出演者はツイッターに書かないで等とは言っていたが、筆者も一応内容は伏せておく。一時間ほど。
 終了後、下の階に降りる。十四時四十分と十五時十分の回のシージェッター海斗特別編を見る。十五時十分の回には韮沢も来場。上映後に誰か一人が拍手をすると釣られて他の人達も拍手をするようである。
 十五時半からの海斗ショーにも韮沢来場。舞台脇に置かれて、午前中はシートを掛けられていたイスラスタがこの時は姿を見せている。再び水上ショーが見られるのはいつの日か。
 上記ショーは最後までは見ずに早目に帰途に就く。その前に作田嶋神社に立ち寄れば真新しい日本酒が備えられている、間違いなく現役の神社なのだ。復興マルシェに立ち寄って鯖の煮物等を買ってから十六時二十三分の小牛田行に乗り、十八時五十五分水沢着。帰りの車内で、萬画館の企画も常設も見ないで帰って来た事に気付く。その晩のラジオ関西「青春ラジメニア」でも萬画館の話題。

 石巻線マンガッタンライナーも制覇したので今後はまた九時台の水沢駅乗車に戻す。
 早瀬と韮沢の対談は実に興味深かったが、念の為に詳細は控える。別に公序良俗に反する様な内容だったわけではない。対談の内容が今後の萬画館事業に活きるかどうか。漢学の世界では乳虎と言って、子持ちの虎の獰猛さが恐れられている。
 海斗特別編については詳細な内容紹介が雑誌にも載っているが、筆者はもう暫く詳述を控えておく。もう一言だけ「気が付けばヒメラニアンはほらそこに」。
 ああ、完全復帰せよ「ライブラリーのお嬢様」。

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