「石森萬画館」第六十三回訪問記

平成二十二年八月四日(水)

 午前中は仙台市博物館のシカン文明展を見る。
 仙石線快速利用で十三時十二分石巻着。照りつけて実に暑い。モニュメント第二期の写真を撮って回るのは延期。
 八幡家直行、恒例のかば焼き定食と茶わん蒸し、三千百円。紀代子女将在店。映画「弁護士 布施辰治」「こつなぎ」を話題にして筆者は布施を批判する。
 八幡家のすぐ近く、川岸に聳える旧DAC CITYのビルは遂に解体工事が始まっている。
 今年、突如中瀬に出現した自由の女神像。四月に見た時は単なる空き地にただ女神像だけが突っ立っているような様子だったが、今般訪れれば公園としてきれいに整備されている。地元の総合商社が整備しているのだと言う。公園の名は海事公園。女神像の他、屋外舞台、灯台、「うさぎのおうち」、魚供養の碑、花壇、その他いろいろな代物が設置されている。勢いよく回転する風車を見ると時節柄「W」を想起する。公園入り口から供養碑に至る通路に貝殻が敷き詰められ「貝道をゆく」と名付けられているのが実によい。それにしても日本国内の自由の女神像を見ると、八王子市辺りの高速道路インターそばのホテルの屋上に建っているのが想起される。
 海事公園を一とおり見てから作田嶋神社参拝。
 入館してBZでアイスコーヒー一杯。この日はこの後BZには入っていない。
 第45回特別企画展・サンリオ創業50周年記念企画「ハローキティとサンリオパーティ 〜Small Gift, Big Smile〜」七月三日(土)から九月二十六日(日)まで。去年好評だったと言うサンリオ特集再び開催。
 男一人で見ているようなのは筆者くらいのもの。やはり母親が子供を連れて主体的に見に来ている。
 ライブラリーで長時間過ごす。
 常設の原画展示は21期「少女」。「赤ずきんちゃん」「にじの子」「あかんべえ天使」、「おかしなおかしなおかしなあの子」の「ピノキオ」「かぐや姫」。萬画で手掛けなかった分野が無いと思われる章太郎、当然少女漫画家でもあったのだ。この辺りは先日の登米市でのまんがフォーラム第2部とつながる。
 墨汁一滴で海斗の人形と漫画が売られているが両方とも買わず。  十七時前に辞去して十二分の小牛田行きに乗り、十九時四十八分水沢帰着。

 企画展については特に言う事は無い。
 何年も待った、待たされたので最早海斗に対する興味は失いかけている。あれほど出せと要望した商品が発売されても全く買う気がしない。CDは大喜びで買って友人にも贈呈したほどだったのに。

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