「石森萬画館」第四十一回訪問記

平成十八年七月十六日(日)

 十二時五十九分、仙台から仙石線に乗り、十四時十一分に石巻着。曇天。
 ワーナー・マイカル・シネマズ石巻で十四時四十五分からの「日本沈没」を見る。初めの方で「金華山沖/日本海溝」の場面あり。仙台崩壊の場面は何だかよく判らず、どうせなら悪名高き仙台大観音の倒壊場面でも見たかった。
 映画終了後、中瀬に向かう。マンガロードの立町のポストのスカルマンがまたも損壊、両足首を折られてもぎ取られている。後で萬画館職員に尋ねても損壊発生がいつなのかははっきりせず。前回の被害からまだ一年も経過していない。
 マンガ灯ろうまつりは例年どおり設営中。
 天気が悪くなる。とうとう降り出す。
 十八時から海斗ショー。司会女性は去年とは違う。冒頭でミャーガノイドが石巻市長にヒメラニアン帝国への助力を求めるが市長本人は不登場。水上戦闘場面の進行が少しもたつく、音声と水上出演者が合っていない。白兵戦の脚本は昨年のと同じ。雨でしかも去年と同内容ならば殆ど写真も撮らず。ただ謎の一言を記しておく、「帰ってきた初代海斗」。
 恒例の戦闘員養成教室は五歳少年、七歳少女、四十歳おとっつぁん出演。
 本降りの雨で灯ろうまつりどころではない。館内に避難して、「予定より二十分早く点灯」の放送は聞くも結局今年は灯ろう点灯を見ず。
 十七時から無料開放の萬画館、例によって大混雑。「無料ならば見ても良い」「無料でなければ見たくない」と言う市民が多いのだろう。あまりの大混雑でBZ入店を断念。
 雨で一階と二階の間の廊下が濡れて滑りやすい。誰かがこぼした飲み物が床に広がっているのを発見、傾斜で足を滑らせては本当に危険なので二階受け付けの職員に通報して対処させる。「まんぼう」はこの時期人手が足りなくててんてこ舞いらしい。
 また両展示室を見ておく。
 十九時四十分頃に辞去、雨の中駅まで疾走してコンビニで弁当等を、そして何と二本だけ残っている萬画館ウェットティッシュを買い、五十五分の小牛田行に乗車。車内でその弁当等を食し、水沢帰着は二十二時三十七分、水沢市も雨。

 二日間通して晴れず最終的に雨に祟られて、もし和田社長に会っていたら間違いなく雨男振りを糾弾されただろう。
 市長・土井喜美夫が海斗ショーに顔を出して、ヒメラニアン帝国に対して「私は市長としてこの街を守る」等と言うくらいの洒落っ気があってもいいとは思うが、「石森ヒーローと市長」は不吉な組み合わせだ(夕張市)。ヒメラニアンの一員として前市長・菅原康平が出て来たら笑う。

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