「石森萬画館」第百三十七回訪問記

令和二年十一月十三日(金)

 平日の遠出は久方振り。六時十五分水沢発上り、四十一分一ノ関着。暫く前から休業していたホームの蕎麦屋・あべちうが遂に閉店した。七時発、八時十四分塩釜着。三十二分発の仙石東北ラインに乗り換えて九時二十一分石巻着。
 最近の萬画館は正面からしか入れない。
 年間パスポート更新に多少時間が掛かる。
 企画ももう一巡見る。
 今回の主目的は常設、第46期原画展示はテーマ「ネコ」。作品は「ミュータント・サブ」「おかしなあの子さるとびエッちゃん」「ワイルドキャット「どうちゃんぶつくんのたぶんね」。登場人物の一人が「大正元年子歳生まれ」なのが時代を感じさせる。
 十時四十八分石巻発・国府多賀城駅、東北歴史博物館に向かう。 

 常設について。森羅万象、あらゆる事象を描いた章太郎。そう言えば描の字と猫の字は似ている。
 あべちうの閉店は実に残念である。復路で乗り換え時間に余裕がある時はここでよく麺類を喰らった。特に冬場の寒い時に喰らう熱い麺類はよかった。一ノ関駅に限らず、また感染症流行の前から筆者の知っている駅で売店や食堂の閉店が相次いでいる。一度閉店した店の復活と言う事例は寡聞にして知らず。

目次に戻る

一覧に戻る