「石森萬画館」第百三十二回訪問記

令和二年一月三日(金)

 水沢駅六時二十六分発の上り。一ノ関駅で乗り換えて仙台駅には八時三十三分に着く。好天。
 駅前のTOHOシネマズ仙台で九時半からの「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」を見る。この映画を見るのは公開初日の十二月二十一日(土)以来二回目。イオンシネマ北上で午前中に初回を鑑賞したらエンドロールに筆者の市内の「国立天文台水沢VLBI観測所」が名を連ねていたので大変驚き、当日の午後に天文台、旧称(通称)緯度観測所に行ってみたが、たまたま敷地内の庭にいた天文台職員も、同じ敷地内の学習施設・宇宙遊学館の事務室もこの映画の事を知らない。それでその時は敷地内の様子を観察した上で二回目の映画鑑賞だが、決戦場面の場所は巨大なパラボラアンテナの立つ天文台施設には見えるが水沢ではないように思われる。映画では山に囲まれているのに対して水沢の周囲は住宅地である。
 映画鑑賞の後、仙台駅内の店で饂飩うどんを喰らってから十二時十八分発の仙石東北ラインに乗り、十三時十五分石巻着。小雨。
 中瀬に入る。
 第76回企画展「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」十二月二十一日(土)から二月十一日(火・祝)まで。
 初めて聞く名であるショーン・タン、オーストラリア人、漢字表記は陳志明、イラストレーター、絵本作家。その絵画作品や立体化作品、インタビュー映像、作業部屋の再現等。幻想的、或いは奇怪な世界だが醜悪さや嫌悪感は無い。筆者は何故か「ウルトラマンガイア」の「遠い町・ウクバール」を想起する。
 映像ホールの海斗特別編を久方振りに見た気がする。時間帯によってはタンの短編映画「ロスト・シング」を上映しているのでそちらも見る。筆者にはよく解らぬ作品ではある。
 企画は三度入室する。
 十六時二十九分の小牛田行に乗って水沢着は十九時三分。

 特別企画展については「このような作家がいると知った」程度。作家の今後については別段興味は湧かなかった。

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