「石森萬画館」第百十七回訪問記

平成三十年四月八日(日)

 思い立って前日に訪問を決める。
 東北本線六時五十七分水沢発。一ノ関、小牛田の乗り換えを経て十時四分石巻着。三時間超の内、待ち時間が七十七分。約一年前の閉店後に暫く封鎖されていた小牛田駅のNEWDAYS跡には長椅子が置かれて待合室の拡大になった。店が無くなったら待合室ががらんとしちゃったよ。でも既になれていると思う。だから心配するなよ。
 石巻市晴れ。手に持っているのはスタンプラリーの台紙。石森両館、或いは石巻マンガロード九ヶ所を回るとそれぞれの記念品が貰える。特に迷うことも無く次々に押印して行く。店舗に入っても押印だけで買い物をしない、悪い訪問者。
 水辺の復興・みらい館にて案内係の辺見氏と対話する。氏が熱心に解説し、筆者もまた伊達領民、水沢市民として応える。ここに二、三十分程いたか。
 作田島神社参拝。
 いつの間にかかき小屋が無くなっている。
 二階から入館して三階のライブラリーでスタンプラリー達成。記念品を受け取ってすぐ退室し、二階に降りてまた企画と常設のジュン展を見る。
 墨汁一滴でBLACK新商品を二点見付けて購入。
 正午前に館を出て八幡家に入り、いつものかば焼き定食と茶わん蒸し。そして飯の追加で店に損害を与える。
 十二時四十分頃に食事を終えて店を出るも次の目的地の仙台市、あおば通行の発車時刻は十三時二十五分。中瀬に引き返してまた見るには短く、石巻駅に直行するにはまだ早く、中途半端な時間。敢えて駅に向かう。

 前述のとおり「ジュン」自体を見るのは初めてではないが今回の展示は実に興味深くまた印象深く、もう一度見る気になって実行した。うまく表現できないが今までにない感銘を受けた。このような論賛は初めてである。

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