「石森萬画館」第百五回訪問記

平成二十八年八月十三日(土)

 水沢・石巻往復の乗車券を買うより、水沢・一ノ関往復を買って一ノ関で一度改札の外に出てみなみ東北フリー切符を買う方が若干安いので最近はそうしている(対象は平泉以南だが、平泉で一度下車して切符購入、次の電車を待つのでは一時間以上余計にかかる)。しかし一ノ関での接続時間四分では乗り換えに間に合う自信が無い。十時十三分に水沢から乗車、三十六分一ノ関着。接続する小牛田行は四十分発だが、この日はその接続便の出発が四分遅れる。これならフリー切符を買う余裕はあった。十一時二十六分小牛田着、三十三分発、そして石巻着は十二時十二分。乗り換えは慌ただしいが所要時間二時間に満たない。
 市街地でスタンプラリーカードを持った人を何人も見掛ける。
 八幡家は満席で入店できず。
 ニューゼの二階の食堂を初めて利用する。スパゲティ一皿。
 食事を終えて一階に下りてから武内館長と少し会話。
 近所のアイトピアホールに向かう。例によってその筋の愛好家の列。知人一人に会う。
 十三時半から関智一トークショー。先日の増田まんが美術館と同じく、出演者は萬画館木村氏、まんが美術館大石氏、関。
 関の萬画館来訪は公的には四回目、私的には三、四回。平成十五年の矢本地震も石巻市で遭遇しているのだと言う。
 第一部は鼎談。話題は今までの関の来訪歴について。村枝賢一との対談、臨時列車石巻線の旅、昨年の声優チャリティイベント、そして今回が四回目。
 今年の萬画館とまんが美術館の合同展や五年前の事等。今回もまんが美術館同様、村枝「風の絆」を映写幕に映しながら当時の証言。また違う噺が出る。
 第二部では萬画館内の設備に仕込まれている関の声。常設のキカイダーやホテルプラトン、プリクラ機械等。
 まんが美術館で予定されている休館、改装も話題に上る。
 漫読と称して、萬画「怪奇くも男」を映しながら台詞を関が朗読する。
 関の歌。1号からZXまでのメドレーと「若き旅人」。
 関への質疑応答、実演リクエスト、今後の興行の予定等。
 十六時で終了。
 萬画館に行ってスタンプラリー台紙を受け取り、駅への帰途で四巡目達成。
 十七時十七分石巻発、十九時五十五分水沢着。

 まんが美術館とは違う話題、趣向だったので今回も楽しめた。人気声優が萬画館を支援するのは心強い。

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