「石森萬画館」第百一回訪問記

平成二十七年十月十一日(日)

 大地震の前はよく実行していた、同日での石巻市と仙台市の両方の訪問。今般、両市の間の鉄道が完全復旧、且つ利便性も増したので再開できる。
 六時二十七分水沢発、五十二分一ノ関着。すぐ七時丁度の仙台行に乗り、八時十四分塩釜着。三十二分の仙石東北ラインで石巻着は九時二十三分。もし小牛田から石巻線利用だと三十一分着。
 マンガロードのフラッグの半分はジブリ作品に差し替えられている。二枚一組のうち、一枚がジブリである。
 前回出来なかった作田嶋神社参拝。
 二階から入館。
 まず常設。新ヒーロー・仮面ライダーゴーストのマスクが早くも追加されている。人間の顔について彫りが深い、浅いと言う表現があるが、ゴーストは深浅ではなく、彫りそのものが全く無い。
 原画展示は童話特集として「海底2まんマイル」「宝島」「マッチ売りの少女」「にんぎょひめ」。ベルヌの「海底二万里」は本来は童話乃至児童文学ではないと思う。
 第59回特別企画展「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」十月十日(土)から四月十日(日)まで。半年間と言う前代未聞の長期間開催。
 ジブリ作品のアニメーターで、元々は漫画家志望で章太郎の所にも出入りしていたのだと言う。萬画館は「県内初のジブリ展」を標榜しているが、昨年の山本二三展はどう言う扱いなのかは筆者未確認。
 相変わらずジブリ作品は興味の対象外で、展示内容で解るのは「未来少年コナン」のみ。他のアニメは殆ど見ていない。
 館内で特になじみの誰とも会わぬ、最早会う気にもならず。
 午後は仙台市博物館に行くので十時半前には萬画館を出る。ニューゼの前を通ると偶然武内館長に会うので、館内で少し会話。彼にも葛西氏の資料を見せる。
 十時五十七分の仙台行に乗って石巻市をあとにする。

 筆者にとっては「コナン」だけでも見る価値はあるが、他は特に関心が無い。
 専門外の特別企画展が半年である。次の訪問はいつか、或いは次はあるのか。

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