「石森章太郎ふるさと記念館」第六十七回訪問記

平成二十二年九月五日(日)

 ここ暫く大規模な催し物連発だったので、特別企画展を改めて落ち着いて鑑賞したくなる。
 八時頃マシンで出発、猛暑続きでこの日も晴れ。しかしマシンで疾走している間は暑さは苦にならない。虫がヘルメットのゴーグルに激突して潰れる。
 今回も県道百九十号線経由。まず伊勢岡神明社参拝。九時過ぎに記念館着。南側駐車場にマシンを置き、直接本館に入る。突然の筆者の出現に驚く関係者達。
 すぐ企画に入る。改めて鑑賞する石森作品の女性達。画業初期の目の中にお星様キラキラの少女漫画から、後年、青年誌に描いた妖艶な作品まで、表現の幅は実に広い。特撮作品の写真パネルについては、ビジンダーとタックルのように変身後の写真のみの展示と、モモレンジャーとハートクイーンのように変身前後両方展示が混在してちぐはぐである。不思議コメディーは特集を組まれること自体珍しいので、その写真がまとまって展示されているのも珍しいとは思う。落ち着いて作品の説明文を読めば誤変換数ヶ所。
 展示室の隅のテレビセットではテレ朝「驚き桃の木20世紀」上映。その周囲には章太郎の少年時代から後年までの私生活の写真パネルが掲示されている。
 関係者達がどうしてもと言うので事務室に入って一服。先日の祭について関係者達の労をねぎらう。
 四十分頃に辞去。十時前なので「めだか」は開店前。生家にも寄らず。
 石越駅前にマシンを置いて十時三分の小牛田行きに乗り、次の目的地・多賀城市の東北歴史博物館を目指す。

 改めて落ち着いて鑑賞しなおした。世間では代表作は「009」「仮面ライダー」とされているから、少女漫画家としての紹介は珍しく、また新鮮であった。
 特撮作品紹介のちぐはぐさは惜しいし、展示作品自体が少な過ぎる。所謂ライダーガールズは網羅して欲しかった。いつかキャピトラ組も展示して欲しい。

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