「石森章太郎ふるさと記念館」第六十一回訪問記

平成二十二年二月二十八日(土)

 七時六分水沢発、八時二十三分石越着。晴れ。九時十九分の市民バスに乗る。乗客は筆者の他は子供と老人のみ。十時前に記念館前で下車し、生家で小野寺おっかさんに挨拶。
 「めだか」には弘幸氏達。
 本館。式典は終わったところ。
 第11回自主企画展「高校生マンガ展」この日から三月二十八日(日)まで。年度末の恒例。
 今回の参加者は次のとおり。登米高、佐沼高、東北高、工業高、菅原学園、代々木アニメーション学院、ヒューマンアカデミー、河北新報投稿欄、メモリアルデーのマンガ教室。
 一コマ、数ページの作品から長編まで。また、紙芝居も展示される。内容も多岐に亘る。女性作者と思われる下ネタ作品を見ると、一体どこで取材したのだろうと思う。或いは単なる妄想の産物だろうか。若人達に対していつも「もっと漢字を勉強せよ」と注文しているが、別に筆者には図工が鬼門だったから得意な連中にそう言っているわけではない。
 熊谷副館長は出張で不在。事務室に招き入れられてコーヒーを飲みつつ只野氏達と会話をする。前回の佐藤史生展への反響が話題に上る。この時期は記念館ウェブの掲示板への書き込みは少ないのに次々と参観者の感激の書き込み。単に手っ取り早く集客するならアンパンマンショーが一番だが、宮城県でのアンパンマンショーを見にわざわざ北海道や東京都から来る人はいない。遠方からの照会や来館が多かったと言う史生展、これぞ玄人好み、ふるさと記念館らしい特別企画展のあり方だと思う。
 この日の「めだか」での食事は牛丼、花そば、玉こんにゃく、千百円。
 館を出て伊勢岡神明社参拝、手配の自動車に乗って石越駅に向かい、十六時一分発、十六時五十一分着。

 高校生マンガ展に対しては既に言う事は無い。

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