「石森章太郎ふるさと記念館」第四十八回訪問記

平成二十年二月二十三日(土)

 七時六分水沢発、石越着は八時二十二分。雪は見当たらないが肌寒い。九時十九分のバスは駅前到着時点で既に何人もの客が乗っており、途中何ヶ所かのバス停からも乗客があり、座席はほぼ満員。「バスに客が乗っている」それが珍事、特記事項になる。筆者以外の乗客は言うまでもなく子供と高齢者ばかり。「百円なら乗っても良い」と言うことか。
 記念館前で下車。生家に入って小野寺おっかさんに挨拶。茶を飲んで菓子をつまみつつ会話。
 本館に向かう。旧蔵楽の建物は閉店の貼り紙がされたまま。熊谷副館長に会う。
 第9回自主企画展「第7回高校生まんが展」二月二日(土)から三月三十日(日)まで。毎年度末の恒例である。
 今回の参加校は順不同で次のとおり。登米高、米山高、上沼高、宮城工高、石巻市立女子商、増田高、東北高、ヒューマンアカデミー仙台校、菅原学園デジタルアーツ、代々木アニメーション学院。県外からも参加がある。また、先日のメモリアルデーに参加した幼児児童の作品もある。高校生の枠を超えて学生まんが展の様相を呈している。いろいろな作風の作品が並ぶ。女子学生の作品は妄想爆発、見ているこちらが恥ずかしくなる。
 今日も昼食は「はっと亭」ではっと定食一つ。
 本館事務室で持参のDVDを見せる。特番「これが仮面ライダーBLACKだ!!」例の小野寺丈出演、且つ親子共演作品。在室の職員各氏は一様に「若い」「痩せている」と感想を言う。
 どこかの団体客が来る。
 まだ「仮面ライダーキバ」のポスターは届いていないと言う。
 館の敷地を出て周囲を散策する。館の北側から出て西進、旧石森町役場前を通って伊勢岡神明社に入り、参拝。境内の北東、社殿の右側から抜けて今まで歩いた事の無い道を歩く。午前中は晴れていたのが俄かに掻き曇り、やがて雷鳴と雨。突然の雷雨に土門廣の声で「やめて下さい博士、あなたは間違っている!」と叫ぶ。足を速めて館内に戻る。メモリアルデー凧揚げ会場の田圃にきれいに砂利が敷かれているので館内で問えば圃場整備だと言う。
 十四時半頃に辞去して手配の自動車に乗る。十五時の下りに乗れば十五時五十分には水沢に着くのだが、強風で三十分遅れ。そしてまた一ノ関で三十分待ちで、水沢着は十六時五十分。本来の倍もかかってしまう。

 特に言う事は無い、これからも継続して欲しい。

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