「石森章太郎ふるさと記念館」第三十回訪問記

平成十七年二月二十四日(木)

 水沢から九時十一分の上りに乗車して石越着十時九分。すぐ駅前バス停から乗車して十五分発。平日の方が接続が良い。
 駅前からの乗客は筆者ともう一人。途中でもう一人乗ってくるが、二人共筆者より先に下車してしまう。石森仲町で一人下車。十時半過ぎ。晴れ。
 駐車場に高さ四、五メートル程の櫓仕様の看板が立っている。丁度曲がり角に位置するふるさと記念館は以前から場所が判りにくいと不評だったので、これなら遠目からも気が付くか。
 蔵楽の表から入店。店の人達に挨拶。新入荷のドラえもん人形が何種類も置いてある。
 本館に第17回特別企画展の告知が貼り紙、「ドラエもん展」四月二日(土)から。誤記を受け付けの職員に指摘する。「ドラえもん」のように、これほど有名なのに正しい表記が知られていない作品というのも珍しいと思う。
 第4回自主企画展「高校生マンガ展」二月十二日(土)から三月十七日(日)まで。マンガ甲子園常連の東北高校の他、県内の高等学校や専門学校の生徒の作品の展示。今回はマンガ甲子園上位入賞の他県の学校の作品も展示されている。
 高校生達に対して筆者の意見はいつものこの一言である、「漫画の前に漢字を勉強せよ」。
 山形県の偉人伝の漫画も展示されている、これはプロ集団の作品。筆者が知っているのは伴淳三郎だけ。
 エントランスで本宮副館長と、教育現場でのふるさと記念館の活用や、今後の地方自治の展望について語り合う。来る四月一日付けで中田町は周辺の町との合併で登米市に移行するので、恐らく中田町としては今回が最後の訪問。登米郡中田町が登米市中田町になる。
 十一時半頃、昼食はヒレカツカレー。
 生家にも顔を出す。弘幸氏夫人一人。今は特に展示している物は無く、がら空きの室内。改めて眺めると実に広い。
 そしてまた蔵楽に挨拶をして、十二時四十七分のバスに記念館前から乗る。実質二時間程度の滞在ではやはり短いが次のバスは夕方になってしまう。帰りのバスにはそこそこ乗客がいる。十三時十二分発の下りに乗り、十四時半頃の帰着。

 高校生展の感想自体は今までと特に変わらない。今後も、「これからの若者の発表の場」としてのふるさと記念館に期待する。

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