「石森章太郎ふるさと記念館」第百十七回訪問記

平成二十九年四月二十二日(土)

 絶好の晴天。二月に買った原付二種で七時四十五分頃に自宅を出発。途中、前沢町の吉田石油で経由して、いつもの経路を行く。九時丁度の頃に北側の駐車場に着く。
 会場は九時十五分頃から開会式典挙行。翌日が選挙の投票日なので布施市長は姿を見せず、代わって教育長が挨拶。伊藤館長は今年度も継続。館長経験者二人に久方振りに会って挨拶、会話をする。  九時半開場。第55回特別企画展「SHOTARO SQUARE 〜石森章太郎について語ろう!〜」この日から七月二日(日)まで。章太郎を知る人々による証言。巡回展である。
 主体はパネル展示である。大物漫画家や漫画界関係者、ファンクラブ会員の証言。特撮・アニメ関係、家族や地元からの証言は見当たらない。テレビセットでは漫画家の証言を上映している。
 原画も展示される。キカイダーとスカイライダーあり。
 初日恒例、コーヒーの振る舞い。毎度の台詞「コーヒーと仮面ライダーはBLACK」。
 エントランスに置いてある雑誌に目を通し、観光案内の数点を持ち帰る。
 事務室から女性の大きな笑い声が聞える。
 正午頃に辞去。石森局ATMで資金調達をして伊勢岡神明社参拝。県道百九十号線を北上して国道三百四十二号線を横切り、岩手県内の次の目的地に向かう。

 特別企画展の証言自体に特に目新しさは無い。悪く言う人はいない。せっかく生誕地での開催なのだから地元の、少年時代を知る人達の証言を追加してもよかったと思う。実弟・弘幸おやっさんの「うちの兄貴はね」がもう聞けないのが惜しまれる。
 翌日の選挙で布施市長は落選。次の市長にもこの記念館を尊んで欲しい。
 寿命の尽きた原付を処分して原付二種を導入した。大体、片道十キロメートルを境に原付と自動二輪を使い分けて来た。原付二種は高速道路は走行不可だが、一般道では自動二輪と同様に走れる。今回、初めて原付二種で県外に出てみて特に不便は感じなかった。運転免許を取得して以来二十年以上、高速道路を自分の運転で走行した事は一度も無く多分今後も無いが、自動二輪をどうしたものか、思案中ではある。

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