「石森章太郎ふるさと記念館」第百七回訪問記

平成二十七年十一月七日(土)

 午前中から昼頃まで盛岡市での「メカニックデザイナー 大河原邦男展」初日を鑑賞して図録に本人のサインを貰う。一度帰宅してから十三時半過ぎにマシンで出発して十五時頃に現地着。
 「たばごや」は催し物開催もあり、ずっと満席でこの日は事実上利用できず。久方振りに竹ちゃんラーメンに行ってみそチャーシューメン八百五十円を食す。
 今年七月付で館の図録の改訂版が出ていた事に気付いて一冊買う。開館後のテレビ番組や映画等の情報の追加で、内容そのものはさほど変わらない。
 企画を見たり、エントランスで読書をしたりで盛岡組の到着を待つ。十六時半頃に到着、合流する。
 また皆で企画を見る。「戦前の双六」二点は、一つは「放射能X」「原始怪獣(ママ。リドサウルスに見える)」、もう一つは西部劇俳優が名前入りで描かれていて、戦後の品ではないかと語り合う。仮面ライダー1号やV3がレーシングカーに乗った玩具は元祖仮面ライダードライブ。昔は、テレビの設定と無関係に登場人物が乗り物に乗った玩具がよくあった。
 声優・銀河万丈に企画室内で会うので我々一行も挨拶。筆者は先日のもりおか映画祭での「銀河鉄道999」上映、盛岡組の一人は前述の大河原展を話す。
 後述の催し物の準備で一度外に出される。我々の控え室としてシアターを案内されるのでそこで雑談等をして過ごすが、屋外で待つ人も数人いる。
 十八時過ぎに呼ばれて会場であるエントランスに移動して着席する。
 銀河万丈朗読会「言‐ごんべん‐」特別公演。中田生涯学習センターとふるさと記念館の共催だが、今回も記念館ウェブでは告知が無い。筆者の前回訪問時に貼り紙やチラシで気付き、知人達にも告知したものである。客席に若干空席あり。今回で四回目の開催、筆者は皆勤。
 演目は次のとおり。

 各作品を読み終えた後に銀河が一言二言、感想等を述べる。貧乏くさい東海林世界絶好調。犬丸も日常の噺。原田は童話風。今まで「言」で読まれて来た宮部作品は悲劇の到来を暗示させる重苦しい結末が多かったが、今回は割りとすっきりとした結末。例によって宮部時代小説の時だけ和服に着替える。
 二十時頃に終焉。筆者も盛岡組と別れて帰途に就き、二十一時半頃の帰宅。

 朗読会企画が始まった頃は記念館ウェブで告知していたのである。去年辺りから告知されなくなった。記念館での催し物は細大漏らさず告知して欲しい。地元民や常連だけ楽しめばいいと言うものではない。

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