ボンクラ時事放談3月号

〜野球の平和を守る為稲妻みたいに飛んできた100万人以上の学会員の巻〜

例によってタイトルと内容には全く関係が無く、岩隈の女房の親父が楽天の打撃コーチで家族揃って公明党の支持母体の信者だなんてことを揶揄しているわけではない事は明言しておきます。
大体このタイトルだったら揶揄すべきは入団発表前日に「ハムの人になります」ってオイ、それは他社だYO!って人のいる球団なんだけど、そもそも元ネタが伊集院リスナーとかささきいさおマニアとか古くからの球団ファンしか分かんないだろうからCRUSH!の平均的参加者である女子中高生に伝わるかすげえ怪しいわけだけど気 にせず書くよ。
そういうわけで今回のテーマの話に移るわけだが、俺からはドアラさんを推しておこうかと思う。知らない?中日のマスコット。ドラゴンズなのにコアラがモチーフのマスコット。15年ぐらい前にコアラブームってのがあってその時に安易に決められたらしいね。そんなわけで今の中日にはシャオロンとパオロンというドラゴンズらしく竜をモチーフにしたマスコットがいて、ドアラさんはイマイチパッとしない存在なんですよ。そう、三原じゅん子の夫のように。
元々ドアラさんの人気が今ひとつなのはシャオロンの存在以上にそのキモさにあるわけで。太い眉毛と虚ろな目が印象的でありながら全体的にはしまりの無い顔が8頭身のボディーに乗っているのは、初見の人 には恐れと笑いをおこさせずにはいられません。
そんなドアラさんは子供に泣かれたり蹴られたりトラッキー(阪神)やブラックホッシー(横浜)にジャイアントスイングからスコーピオンデスロックまでプロレス技をかけられたりと散々な毎日を送っていたのです。そんなある2003年のことでした。マスコットとしての誇りを取り戻すためドアラさんは大阪の遊園地フェスティバルゲートにあるデルフィンアリーナのリングに立ったのです(えーっ!?)。相手はタイガースマスク。佐山聡とか三沢光晴が中の人だったタイガーマスクじゃなくて白と黒の縦縞の虎マスクと阪神のユニフォームそっくりのタイツに身を包んだ大阪プロレスのレスラーで。
試合結果はもちろんレスラーでもなんでもないドアラさんの圧倒的かつ一方的な負けだったわけですが、その様子をテレビのプロ野球珍プレー好プレーで見た僕は「これだ!」と一発でドアラさんのファンに なったわけですよ。

平成17年2月2日筆
佐藤 良寛