「石森萬画館」第百二十六回訪問記

平成三十一年二月十日(日)

 始発、六時二十四分水沢発。一ノ関駅で仙台行に乗り換えて八時三十三分仙台着。駅前のTOHOシネマズに走り「仮面ライダークローズ」を見る。盛岡市での二週間の上映をうっかり見逃していて、調べたら仙台市では一週間長く上映している。
 仙石線や仙石東北ラインではなく、十時四十三分の東北本線小牛田行に乗る。十一時二十七分着の予定が途中の事故で四分遅れの着。多分、乗り換えを待っての出発だったと思うが三十三分の石巻線女川行に間に合い、十二時十二分石巻着。
 八幡家でいつものかば焼き定食と茶わん蒸し、飯お代わり三杯。
 中瀬。
 第72回特別企画展「ビッグコミック50周年展−半世紀のビッグな足跡−」一月二十五日(金)から四月七日(日)まで。展示されているのはデジタル複製原画か、初めからデジタル制作の印刷で、手描き原稿の実物は無い。
 雑誌名は知っているが例によって手に取った事は無い。石は勿論、数多くの著名漫画家が掲載されている。知っている作品あり、そうでないのあり。
 大人向けの漫画雑誌だが子供連れの家族客も少なからずいる。小学生くらいの女児が卑猥な場面のページを黙って凝視している。

 常設は第四十一期原画展示「石時代劇作品」。特別企画展との連動で、いずれも「ビッグコミック」掲載作品。「佐武と市捕物控」「買厄懸場帖 九頭竜」「さんだらぼっち」「八百八町表裏 化粧師」。
 企画も常設も二巡ずつ見る。
 十六時頃に辞去して石巻駅二十九分発、水沢駅十九時三分着。

 ビッグコミック展の大物漫画家勢揃いは見応えがある。これもまた日本漫画史の一側面である。

目次に戻る

一覧に戻る