「石森章太郎ふるさと記念館」第百三十二回訪問記

平成三十一年四月二十七日(土)

 八時十五分頃にマシンで出発、固より曇天だが途中で雨具を着る。伊勢岡神明社に参拝してから九時半過ぎに入館する。初日恒例のコーヒー一杯を受け取る。
 第60回特別企画展【サイボーグ009連載開始55周年記念】「サイボーグ009 ナゾトキ MUSEUM」展、この日から八月二十五日(日)まで。
 受付で問題と解答欄が印刷された紙を渡される。暗号解読である。展示内容の中にヒントが隠されており、正解すると賞品が貰える。展示は連載や単体の原画、名台詞等のパネル、単行本や掲載誌等の関連商品。萬画館の商品も置かれている。
 まず展示を一巡して鑑賞。それから解答に取り掛かる。よくあるバレバレの簡単な問題ではない。或る程度は頭を使う。紙には「問題や解答のSNSへの書き込みは禁止」とわざわざ書いてあるのでここにも詳細は記さない。筆者は解答に二十分くらいかかる。関係者によれば、中には解けずに降参して帰る人もいると言う。
 普段から石両館は館内に章太郎作品の音楽を流しているが、この日のふるさと記念館もAAA「Climax Jump」が流れている。筆者がふるさと記念館内にいた同時刻に放送されていたラジオ関西「青春ラジメニア」平成特集では、従来特撮に興味の無かった層をも取り込んだ「電王」に言及するも今回は「諸般の事情で」歌曲は流さず。
 九時半の直後は混んでいるがその後は静かになる。報道機関の取材が来ている。
 十二時過ぎ頃に辞去して、次の目的地一関市に向かう。

 009は何度特集してもネタ切れと言う事は無い。原作萬画も膨大なのだろうし、アニメ作品は今も作られ続けている。ただ実写版と言うのは寡聞にして知らず。
 今回のナゾトキとは何なのか、行ってみるまで解らなかった。取り組んでみれば手強てごわい。固より筆者はこの手のは得意ではないので、解けたのは自分でも意外ではある。
 009と仮面ライダー。章太郎の二大代表作を特集している今春の両館。

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