その八 変人! ライダーブラック

 南光太郎、世間の動向や新聞記事から独自の嗅覚でゴルゴムの陰謀を察知する男。しかしながら世間にゴルゴムの陰謀を訴えても「おかしなことを言う変人」程度にしか思われない。今日、増補作業の為に見たテレビシリーズ#9でも、街頭でペンダントの危険性を訴える光太郎を群衆は「頭おかしいんじゃないの」等と言って全く信用しない。そもそもまだ世間にゴルゴムの存在が知られていないのにいきなりゴルゴム等と言っても信用しろと言う方が無理だ。
 変人扱いと言えば同#28のオオガネムシ騒動も思い出される、この時の光太郎はゴルゴムとすら言わずただオオガネムシの放棄を訴えて実力行使に出て、挙句の果てに「鬼」「悪魔」である。
 世人に向かって突然わけのわからない陰謀説を唱える。素人のくせに各種不可解事件、事故の現場にしょっちゅう出て来る。そして定職にも就かなければ学校にも行かず、宿所も定かに非ず。こんな生活を一年間も続ければどう考えても南光太郎は不審人物であり、佐原航空に就職した後でも速水刑事に疑われるのも当然である。まさかRX光太郎、自らの身辺を嗅ぎ回り一時はクライシス帝国の手先にすらなってしまった速水刑事が邪魔になって、密かに彼を抹殺したのではあるまいな?!

(平成十二年八月二十三日)

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